こんにちは、ワンワンです。
1級建築士を目指しているあなた、合格率が約12%の中に入るのに必死で勉強していると思います。しかし、1級建築士を取った後はどうなるのかイメージがありますか?
- 1級建築士を取得できたらどうなるの?
- 1級建築士を取得するメリット、デメリット
- 1級建築士は自慢できる?
と思っているあなた、1級建築士を取ったワンワンが1級建築士取得後にどうなったかを解説していきます。
設計事務所で働くのはどんな感じ?を知りたいあなたは、こちらをお読みください。

この記事の目次
1級建築士を取得できたらどうなるの?
1級建築士を取得できたらまずは1級建築士免許は持ています。
昔は賞状でしたが、賞状での建築士偽装が多かったので今は免許書カードになっています。どんな感じかというと、車の免許書みたいな感じですね。
ここで話はズレますが、昔は1級建築士の賞状の原本コピーを出せば1級建築士であるという証明になっていました。原本コピーなので、名前の所を偽造して白黒印刷で1級建築士であると偽装してました。
1級建築士(2級建築士も)を持っていると3年更新があり、3年に1回定期講習を受けることが必須です。
携帯しやすいですし、すぐにお客様に対して1級建築士であることの証明ができます。お客様からしたら1級建築士は建築のエキスパートである証明なので、信頼度はグッと上がります。
そして1級建築士として仕事をこなしていけば、色んなお客様と繋がってるいける可能性もあります。ワンワンが思うに、この建築士の仕事はお客様と話しながら色々と決めていくお手伝いができるのが楽しいですね。
建築のエキスパートである1級建築士のメリット、デメリットを見ていきましょう。
1級建築士を取得するメリット
まずは給料アップ、出世!
設計事務所、ゼネコン、ハウスメーカーなどの会社員の方は、1級建築士取得によって給料アップ、そして出世の道の可能性が出てきます。
また転職による給料アップもあります。ワンワンの場合は転職により年収は100万以上上がりました。(転職前の給料が低すぎたというのもありますが。。。。)
特に設計事務所であれば、1級建築士を持っている人が部長、またはその上の役職に就いている人が多いと思います。つまり、1級建築士は出世に必要な資格とも言えます。
管理建築士の受験資格を得る。
2級建築士を取得、または1級建築士を取得してから実務経験3年間を経ることで、管理建築士の受験資格が得られます。
この管理建築士は、設計事務所を開設するために必須の資格です。管理建築士が無いと建築士事務所登録ができないので注意してください。
管理建築士は講習を1日受けて、講習の終わりにテストを受けます。このテストに合格できれば、管理建築士を取得できます。
構造設計1級建築士、設備設計1級建築士の受験資格を得る。
1級建築士を取得すると、さらに上位の資格である構造1級建築士、設備設計1級建築士の受験資格を1級建築士取得してから実務経験5年で取得できます。
もちろん、構造設計、または設備設計の実務経験であることが前提です。
構造設計、設備設計については、1級建築士だけでは大きな建物の設計ができません。さらに上位である構造設計1級建築士、設備設計1級建築士が必要です。
重要な仕事を任される。
これは人によってはデメリットになるかもしれませんが、ワンワンに取ってはメリットでした。転職前が契約社員で、業務担当者になれなかって悔しい思いをしたからです。
業務担当者としてやれる自信はあったけど、契約社員では業務担当者になれないというジレンマを感じていました。だからこそ1級建築士の資格を取って、転職しようと考えていました。
転職した後は給料アップはもちろんのこと、重要な仕事の業務担当者としてお客様の対応を直接やっていました。仕事もお客様から評価を頂きいたので色んな仕事を頂けたこと、そして新規のお客様が増えたことは一番嬉しかったです。
1級建築士のデメリット
1級建築士を取得しても給料が上がらない可能性がある。
これはワンワンの友達から聞いた話ですが、1級建築士の資格を取っても給料はほとんど変わらなかったという事例もあります。
この給料が上がらない理由としては、小さい個人設計事務所であることが理由としてありました。もちろん全ての個人事務所が給料を上げてくれないということではありません。
ただ、小さい個人設計事務所は人件費をあげる余裕がないこと、または1級建築士を持っていて当たり前の世界であることも一つかなと思います。
ある程度大きい会社であれば給料アップ、1級建築士取得による報奨金があります。
責任が重い。
これは言葉の通りに責任が重いです。ワンワンは1級建築士取得後に初めて図面に名前を記載した時、ドキドキしました。図面に名前を書くことは建物設計の責任を持つという大きなものを感じました。
図面に所長や他の1級建築士の名前を書いた時は特に何も思わなかったですが、いざ自分の名前となると責任の重さがのしかかってきました。今は多少なり慣れましたが。
1級建築士は国家資格です。国家資格だからこその責任を持つという重みがある資格だと感じます。だからこそ1級建築士の資格を目指す人は責任を持って設計をするんだという気持ちが必要なのかなと思います。
1級建築士は自慢できる?
1級建築士は建築業界で自慢はできませんので注意してください。1級建築士は持っていて当たり前の世界です。自慢したら逆に恥ずかしい思いをするかもしれません。
では建築業界でなければどうなのかというと自慢できます!なんというか国家資格のご威光ですね。やはり知られている資格はすごいです。
ワンワンの経験では1級建築士を持っていると言うと、スゴイ!!って言われます。嫁にも嫁の家族にもスゴイと言われました。ここまで持ち上げられると少し恥ずかしいですが。
建築士であった先人のスゴイ方達がいたからこそ、私たち今の建築士が自慢できる資格となったのかもしれませんね。これからの後輩達のためにも恥ずかしくない仕事をしていかなくてはとこの文書を書いていてい感じました。
「1級建築士を取得してメリット、デメリット」まとめ
1級建築士は国家資格であり、お客様の信頼を得れる素晴らしい資格です。そして建築業界以外の人たちには自慢ができます。
メリットは
- 給料アップ、出世
- 管理建築士、構造設計1級建築士、設備設計1級建築士の受験資格
- 重要な仕事を任される。
デメリットは
- 1級建築士を取得しても給料が上がらない。
- 責任が重い
1級建築士を取った後のイメージが描けたでしょうか。1級建築士取得後の良いイメージを持っていると勉強に励めます。
ワンワンの場合は何くそ見返してやるという負のオーラで頑張っていましたが、1級建築士を取得したらこうしてやるというイメージを持てたことで勉強を頑張れました。
- 1級建築士の取得を目指しているあなた、勉強の合間の休憩に1級建築士を取得したらどうなんだろうと考えてみてはどうでしょうか。
1級建築士試験の受験資格について知りたいあなたは、こちらをお読みください。
