こんにちは、ワンワンです。
4月の下旬になり、1級建築士試験の合格を目指して勉強していると思います。やはり目指すは学科試験、製図試験をストレートに合格できれば一番良いですよね。
しかし、1級建築士試験の勉強をしている人達の中にはストレート合格は目指さずに1年目は学科試験、2年目は製図試験と考えている人もいます。
また、若いから時間があるしぼちぼち勉強して合格できたら良い、仕事が忙しいからストレート合格は目指さずに2年で合格を目指す人もいます。
そういう合格手順ももちろんありますが、あまりお勧めしません。
1級建築士試験はストレート合格を目指さないといけない理由としては、ストレート合格を目指すことが合格率を上げるということです。
この記事では
- 1級建築士試験をストレート合格が必要な理由、利点
- 1級建築士試験をストレート合格しない場合の不利な点
- ストレート合格を目指すことでなぜ合格率がアップするか
を1級建築士試験をストレート合格したワンワンが解説していきます。
この記事の目次
1級建築士試験 ストレート合格を目指すべき理由、利点
時間、費用
これは当たり前の話ですが、時間と費用がかかるということです。
1級建築士試験をストレート合格を目指して、合格を勝ち取れば1年間の勉強で終わります。しかし、ストレート合格を目指さずに1年目学科試験、2年目製図試験の合格を目指すと2年間の勉強をしなければいけません。
この1級建築士試験をまだ経験していない方の中には、2年間の勉強でもやれるよと思う人もいるかもしれません。
しかし、この1級建築士試験を受験したことある人は分かりますが、こんな大変な試験勉強を2年もするなんて大変すぎてやりたくないというのが本音としてあります。
1級建築士試験はぶっちゃけて言うと、1年、2年で合格できたらスゴイねというくらいのレベルです。3年、4年も1級建築士試験を受験している人がそれなりにいます。
3年、4年も受験するという泥沼にはまってしまう可能性があります。だからこそ、ストレート合格を目指すことが1級建築士の合格に近づき、そして時間も無駄にしないことにつながります。
費用については、2年も3年も資格学校にお金を払うってことです。なので費用はかかります。ちなみに費用は総合資格だと100万くらいかかります。
これは信じられないかもしれませんが、毎年資格学校にお金は払っているけど学校にはあんまり行かず、不合格になり続ける人がいます。
100万近くのお金を無駄にすることは、絶対に避けてください。お金、そして時間を無駄にする人は1級建築士試験を合格できない可能性がとても高いです。
だからこそ、1級建築士試験でストレート合格を目指すことが合格への近道となります。
勢い
これはどういうことかというと、学科試験に合格した勢いで製図試験も合格しようということです。
これはワンワンの実体験ですが、学科試験に合格できたという自信があるからこそ勢いがあって、それが製図試験の合格へと繋がったと感じました。
また製図のクラスがストレート合格を目指す人が多かったこともあり、同じクラスの人たちも学科試験合格の勢いを持ち込んでくれました。
この勢いっていうのは人によっては感じないものかもしれませんが、ワンワンは勢いって大事だと思いましたし、勢いに乗って1級建築士試験をストレート合格できたというのも一理あるなと考えています。
合格率
これは総合資格のHPに乗っている情報と建築技術教育普及センターのHPに乗っている情報を見ての判断となります。
まず、1級建築士試験 製図試験の合格者合計人数 2014年〜2018年
3,825+3,774+3,673+3,365+3,827=18,464名
1級建築士試験のストレート合格者 2014年〜2018年
8,080名
1級建築士試験のストレート合格者の割合
8,080/18,464×100=43.8%
つまり1級建築士試験の約4割以上がストレート合格者で占められています。この割合を多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれかもしれませんが、ワンワンはストレート合格者の割合が多いと感じます。
製図試験は3回受験できるので、2年目、3年目の合格者の割合を想定で約半分と考えると28.1%になります。
- ストレート合格者 43.8%
- 2年目合格者 28.1%
- 3年目合格者 28.1%
とすれば、ストレート合格者の合格率は高いと思いませんか。
1級建築士試験をストレート合格を目指すことが、一番確率の高い合格率を得れるのです。
1級建築士試験をストレート合格しない場合の不利な点
製図試験の課題
これは間違いなく言えることは、製図試験の課題です。
これはワンワンの例です。ワンワンは平成25年に1級建築士試験を合格しました。もちろんストレートの一発合格です。
その時の製図試験の課題は
- 2階建て
- 要求図面は1階平面図、2階平面図、伏図、断面図
ここ最近の製図試験の課題は
- 3階建て
- 要求図面は1階平面図、2階平面図、3階平面図、断面図
比較してわかるように、製図試験は年々難しくなっています。2階建てと3階建てではエスキスの量が違いますし、何より平面図書くより伏図書く方が楽だし、時間も早いです。
製図試験の課題のことを考えると間違いなくストレート合格をしている方が楽です。製図試験は来年でいいやと考えているあなた、製図試験の課題がさらに難しくなる可能性があります。
だからこそストレート合格を目指しましょう。
2020年度 建築士法の改正
これは2020年度の1級建築士試験から適用される可能性がある改正案となります。
何が変わるかと言うと、今まで1級建築士試験の受験資格に必要な実務経験が必要なくなるということです。
つまり、建築学科卒業の大学生、専門学校生が実務経験なしに卒業年度の1級建築士試験を受験可能となります。
2019年、今年の1級建築士試験は社会人の人達だけですが、2020年からは学校を卒業したての人達と競わなければいけません。
2020年から1級建築士の受験者数、合格者数は増えるでしょうが、合格率が今と変わらなければライバルが増えるだけです。
2019年に1級建築士試験を受験するあなた、この2019年に1級建築士試験をストレート合格しましょう。
受験資格について詳しく知りたい方はこちらをお読みください。

「1級建築士試験 ストレート合格を目指さないと合格できない!?」まとめ
1級建築士試験 ストレート合格を目指すべき理由、利点
- 費用、時間を無駄にしない
- 学科試験合格の勢いに乗ろう
- ストレート合格が一番合格率が高い
1級建築士試験をストレート合格しない場合の不利な点
- 製図試験の課題が年々難しくなる
- 2020年度の建築士法改正によりライバル増加
1級建築士試験をストレート合格を目指さないと、合格できる可能性がより小さくなっていきます。逆にいうと、ストレート合格を目指すと合格率がアップします。
この1年はプライベートも捨てて勉強していくことになりますが、1年を我慢してやり切れば1級建築士合格へと繋がっていきます。
学科試験の勉強方法についてはこちらをお読みください。

製図試験の勉強方法についてはこちらをお読みください。
