こんにちは、ワンワンです。
1級建築士試験の範囲は広く、そして量が多いです。もう覚えることが多すぎて、勉強が大変だったことを思い出します。
そんな試験だからこと計画的に学習しなければいけません。
1級建築士試験の学習を行き当たりばったりでやっていませんか?それでは余計時間がかかります。
要は、出る所をしっかりと勉強すれば点数が取れやすくなります。
ワンワンはよく出題表を眺めていました。そこでよく出る問題、配点が高い分野を中心に勉強をして、時間があれば出題率が低い問題を勉強していきました。
仕事と勉強が忙しすぎて、そんな調べる時間が無いと言う方もいると思います。
そこで、1級建築士試験の構造について、学習する優先順位分野について説明していきます。
この記事では、
- 1級建築士 構造 学習する順番
について、1級建築士のワンワンが解説していきます。
1級建築士 構造の学習する順番
1級建築士の構造についての学習する順番です。これはほぼワンワンが実際にやった順番となっています。
ちなみに資格学校には行っていました。資格学校だと順番に勉強するため、1級建築士の試験日近くまで学習することになります。
それでは間に合わないと考えたので、資格学校の講義とは別に自主的に勉強をしていました。(資格学校ではまだ講義をしていない内容について、先に学習していました。)
その時の学習計画の経験を踏まえての順番となります。
- 構造力学
- 荷重、構造計画
- 鉄骨造
- 鉄筋コンクリート造
- 基礎構造
- 木造
- 建築材料
- 制震、免震
これ以外はその他として、余裕があれば学習をしていくことで良いかと思います。
基本的には問題集を中心に学習することが効率的で良いです。そして分からなければ、解説とテキストを読み込みます。
1つの問題に5分までの時間をとります。それ以上考えても分からない場合は次の問題を解きます。そして最後は解説とテキストで理解するまで読み込みます。
構造力学は計算問題なので、
- 答えがOKか
- 計算手順、計算の考え方にミスはないか
の確認をします。
その他の文章問題は、
- 答えがOKか
- 4つの選択肢全てがどこが正解で間違いなのか理解してるか
の確認をします。
そしれ間違えた問題はあなたがわかるようにチェックをしましょう。そうすると間違えた問題を効率的に学習できます。
ちなみに過去問は何度も繰り返して解きます。間違えた問題は出来るまで、繰り返して問題に取り掛かります。
そして分からなければ、テキストと解説をチェックします。
構造力学の問題
構造力学の問題(6問)でよく出る問題があります。それが、
- 3ヒンジラーメン
- トラス
- 梁の変形
- 不静定構造のラーメン
- 全塑性モーメント
となります。この問題は必ず解けるようになりましょう。次に大切な分野としては、
- 座屈
- 振動
- 応力度
の問題となります。ここまでの問題が解けたら、構造力学で8割以上は取れるかと想定します。
1級建築士試験の構造力学の問題を知りたいあなたは、こちらをお読みください。

荷重、構造計画の問題
この範囲は覚えることが多いですが、配点3〜4点が取れる分野となっています。
ここで特に出題率が高いのは
- 積載荷重
- 風荷重
- 地震荷重
- 荷重の組み合わせ
- 鉄骨構造のルート1-1、1-2
- 保有水平耐力
- 構造計画
となります。
次に大切な分野としては、
- 偏心率、剛性率、層間変形角
- 限界耐力計算
となります。この分野は用語を覚えることが難しいところです。理解して覚えるというよりは、「こうなるんだな」という形で覚えた方が手取り早いです。
特に積載荷重と風荷重と地震荷重については、頻出分野となるので必ず学習しましょう。
鉄骨造
この分野は配点が3点〜4点ですが、4点配点の時が多いです。かなり重要な分野となります。ここで特に出題率が高い問題は、
- 鋼材の性質、強度
- 高力ボルト接合
- 完全溶け込み溶接、隅肉溶接
- 座屈、横補剛
となります。次に大切な分野としては、
- 柱脚
- 冷間成形角形鋼管
- 接合部
です。近年は鋼材の性質、強度と座屈、横補剛については出題率がかなり高いです。
鉄筋コンクリート造
ここも配点4点の重要分野となります。
ここでの頻出分野は、
- コンクリートと鉄筋の性質、強度
- 鉄筋の配筋、定着
- 鉄筋コンクリート造のせん断力の計算
- 鉄筋コンクリート造の保有水平耐力計算
となります。
この鉄筋コンクリート造の問題は、たまに変わった問題が出ます。
- 鉄筋コンクリート造の終局曲げ耐力
- 鉄筋コンクリート造のひび割れ
とても範囲が広いところなので、早めに勉強をしていきましょう。
基礎構造
基礎構造は3点の配点となります。
ここでは、
- 土の性質
- 液状化、地盤沈下
- 直接基礎の設計
- 杭基礎の設計
が頻出問題となります。基礎構造はあまりイメージがしにくい分野となります。そこは絵などのイメージと一緒に覚えるようにしましょう。
たまに、擁壁の問題が出題されます。
木造
ここは配点2点となります。
ここでは、
- 筋交い
- 風圧力の必要壁量
- 壁率比、壁量計算
が頻出分野です。
数年に1度のスパンで、壁量計算問題が出題されています。計算問題ですが、簡単な計算なので解けるようになりましょう。
建築材料
この建築材料は配点が3点となります。
- 木材
- コンクリート
- 金属、鋼材
の分野から毎年1問ずつ出題されています。必ず出るところなので、点数が取れるように学習しましょう。
制震、免震
制震、免震は近年の問題で出題率が高くなっている分野となります。令和元年度の試験では、2問出題されています。
制震であれば、
- 履歴特性ダンパー
- 摩擦ダンパー
- オイルダンパー
免震であれば、
- 免震ゴム
- 免震の性質
が出題されています。
その他
その他は
- 鉄骨鉄筋コンクリート造
- 壁式構造
- プレキャストコンクリート
- 耐震診断
が出題されていますが、この分野は後回しでも良いです。重要な分野が終えた後にその他の分野をやりましょう。
「1級建築士 構造 学習する順番とは?」まとめ
- 構造力学
- 荷重、構造計画
- 鉄骨造
- 鉄筋コンクリート造
- 基礎構造
- 木造
- 建築材料
- 制震、免震
基本的には問題集を中心に学習することが効率的で良いです。そして分からなければ、解説とテキストを読み込みます。
1級建築士試験の構造力学の問題を知りたいあなたは、こちらをお読みください。
