こんにちは、ワンワンです。
1級建築士の学科試験で法規、構造は30点満点と配点が高い科目となっています。この配点の高い法規についてはどうやったら高得点が取れるか、どうやったら時間内に解けるかというのは悩みの一つであると思います。
法規は法令集を引いた分だけ高得点が取れるし、回答も早くなってきます。
これはワンワンの経験で感じたことです。学科試験の得点は30点を取りました。特殊な勉強方法ではなく、持続してコツコツやっていく勉強方法になります。
法規の試験内容は?
法規の試験は30問の4つの選択肢問題となります。試験時間は1時間45分です。試験時間は長いように思うかもしれませんが、1問あたり解くのに時間がかかるので、そこまで時間に余裕がない試験になってきます。
法規試験の内容は、用語の定義、面積・高さの算定、一般構造、構造、道路、用途地域などの建築基準法と建築士法、消防法などの関係法令と幅広い範囲となっています。
計算問題もあります。面積・高さの算定、高さ制限、容積率、建ぺい率などです。毎年、数問出ています。
法令集について
法規の試験の時は、法令集の持ち込みが可能です。これは数社から法令集が出ているので、あなたの好みに合う法令集を使いましょう。
法令集に見出し、目次、アンダーラインの書き込みはOKです。
法令集は線を引くことは容認されていますが、解説を書くことはダメです。解説を書いてもバレなければと思っているあなた、それは間違いです。
本番の法規の試験前には法令集の中身をチェックされます。これはワンワンが見たことですが、法令集の一部を見れないようにホッチキス留めされていた人を見ました。おそら法令集に解説が書かれていたのだと思います。
最悪は法令集を取り上げられることも可能性としてあるので、気をつけてください。建築技術教育普及センターのホームページに具体例を書いてますので、必ずチェックしてください。
法令集についても認められない法令集があるのでチェックをしましょう。よく仕事で使う建築申請memoは使えませんので気をつけてください。
オススメ法令集は?
ワンワンの実際に使っていたオススメ法令集は、総合資格の法令集となります。
こちらは総合資格の学校に行っていたということもありますが、本のサイズがB5版で大きく開きやすいこと、文字が適度なサイズで見やすいです。
インデックスとアンダーラインの引き方見本は、購入後に応募ハガキを出さなければいけない所は注意してください。
総合資格に行く人は、法令集と共にインデックスとアンダーラインの引き方見本をセットにして渡されます。
あとは有名な法令集として、井上法令研究所の法令集と日建学院の法令集となります。
アンダーラインの資料を見て、法令集にアンダーラインを引く作業をしていきます。この作業がとても時間がかかります。ワンワンの場合、2週間くらいで引き終えました。なるべく勉強を開始する初期にアンダーラインを引き終えてしまいましょう。
法規の勉強方法は?
法規の勉強方法は、過去問をひたすらに繰り返して解く事です。
ただ解いて回答して◯、✖️をつけるだけではダメです。1問解くごとに4つの選択肢全てを法令集でチェックしましょう。
法令集でチェックする時、どこの法文で間違いとなるのか、正解になるのかをチェックします。これは間違いなく時間がかかる方法ですが、一番の近道であるとワンワンは考えています。
ワンワンの場合、初期の頃は1問に30分〜1時間はかかっていました。それを繰り返して問題を解く事で、法令集を引くスピードが速くなり1問5分程度でチェックができるようになります。
そして問題の選択肢に対して、これはこの法文でこの条文でどこあたりのページにあるなとわかってくるようになります。
分からない問題がある場合は、回答や教科書を見てチェックをしても良いです。その時でも法令集のチェックは必ずしましょう。
ここが大事だなと感じた箇所で、アンダーラインが引いていない箇所であれば、追加でアンダーラインを引きましょう。
資格学校の教科書はわかりやすくて法文を解説してくれているので、問題が分からない場合は参考にしてください。
この勉強方法で行くと、本番の試験は約1時間5分〜15分で解けるようになってきました。残りの約30分は問題の確認やマークシートのズレがないかをチェックしていました。
効率の良い勉強方法は無い科目の法規ですが、法令集を引き続ければ満点が可能となる科目となっています。
どこから勉強したらいいのか?
法規はほぼ過去問と同様な問題が出ることが多いと思います。そのため試験に出る分野が決まってきています。
法規の試験は建築基準法が20問、関係法令が10問の構成となっています。まずは建築基準法の方から勉強していきましょう。
建築基準法は範囲が広くて、法令集でも色んなページに飛んで調べなければいけません。ここをしっかりと勉強していれば、関係法令はそこまで難しくないです。
基本的には用語の定義から順番に過去問を解いて勉強をすることをオススメします。用語から理解していくとその先の分野についても理解がしやすくなります。
計算問題は決まった問題しか出ないので、繰り返し同じ問題を解いて解き方を身につけましょう。計算問題分野は、容積率、建蔽率、建物の高さ制限、採光率などが多いです。
法規の問題で特徴となるのが、建築基準法の改正に伴い法規の試験にも影響が出てくることです。つまり新規の問題が出てくる可能性があります。
この新規の問題については、資格学校に行っていれば教えてくれます。ただ出題されても1問、2問程度なのでその問題は捨てるという選択肢も一つかもしれません。
「法規の勉強方法 1級建築士試験」まとめ
法規は30点満点の配点が高い科目となっています。
法規は法令集を引いた分だけ高得点が取れるし、回答も早くなってきます。
その法令集は試験のためにアンダーライン引いたり、インデックスを貼っていきましょう。ただ、法令集に解説を書き込むことは禁止なので注意しましょう。
建築技術教育普及センターのホームページを必ずチェックしてください。
法規の問題を解いたあとは、4つの選択肢全てを法令集でチェックしましょう。最初は時間がかかるかもしれませんが、これを地道にやっていくことで問題を解くスピードが速くなり、高得点が取れるようになります。
法令集を何回も引くというのは面倒くさいです。時間もかかりますし。しかしこの法令集を引くということを地道に続けていけば、法規の試験で満点へと近づいていきます。
頑張ってください。
1級建築士試験の法規で出題される壁量問題について知りたいあなたは、こちらをお読みください。
1級建築士試験の法規で出題される容積率の計算問題について知りたいあなたは、こちらをお読みください。