こんにちは、ワンワンです。
新しい家に住みたいと考えた時に、マンションを買う・土地を買って家を建てる・分譲住宅を買うと大まかに3通りはあります。
今回はそん中の分譲住宅について話していきます。
分譲住宅でも
- 土地から建築条件付で売り出している+家の設計、建築
- もうすでに建った家を売っている建売住宅
があります。suumo等のHPで色んな物件やハウスメーカー、工務店の情報が出ていますね。その中でどれを選んだら良いのか悩みます。
実はワンワンも分譲住宅については調べたり、見学に行ったりしました。(建築士であることは伏せています。)
その中で気づいた点や注意すべき点はあるなあと感じました。そのワンワンの経験と建築士としての知識から基づいたことを話していきます。
この記事では、
- 分譲住宅を買うときの注意点
について、分譲住宅を見に行った一級建築士のワンワンが解説していきます。
この記事の目次
買う土地、家の周囲を歩いて雰囲気をチェック

まずは足を使っての調査が必要です。「百聞は一見にしかず」です。
買おうと考えている家・土地の周囲を歩いて、雰囲気や近くにスーパー・学校・病院などをチェックしましょう。
歩いて自分の目で色々見ると、肌で感じるものがあります。この街の雰囲気が合うかどうかの判断ができるようになります。
これは評判の良い街だからと言って、あなたに取って合うかどうかは別です。
これはワンワンの経験上の話です。
ワンワンも学区が良いという評判の街に住むことを考えていました。そこの土地や家があったので、実際に見にいきました。
歩いていると街の雰囲気が合わないということを感じたんですね。何かが違うというか、もう感覚の世界なんですが。
でもこういう感覚を大事にしているので、そこの街で土地を買うことは辞めました。駅から近く、学区も良いと場所は良かったんですが、そこに住むというイメージがわかなかったです。
その結果、その地域で住む事を辞めました。評判が良いからといって、あなたの家族にとって良いかどうかは別のものです。
その雰囲気については家族としっかりと話し合う事をお勧めします。
地域のハザードマップをチェック

買おうと考えている土地・家の自治体のハザードマップをチェックしましょう。
今はどこの自治体のHPでもハザードマップを出しています。これをチェックすると
- 地震が起きたときの震度
- 液状化マップ
- 洪水危険性マップ
- 土砂災害マップ
など、その地域に合わせて起こりうる危険性について情報開示をしています。
そこで住むということはどのようなリスクを持つのかを確認する事が必要です。
ハザードマップで全ての災害について大丈夫という場所はほとんど無いと思います。その災害の危険性についてどこまで許容できるか、対策できるかという事を考える事が大切です。
例えば、
- 地震であれば、家は耐震等級3の家にする
- 液状化がしやすいのであれば、地盤改良をする
- 洪水にあう危険性がある場合は、高さがある土地を選ぶ、避難先を確認する
という事が考えられます。
どこまで災害リスクを許容できるか、対策できるかについては家族でしっかりと話し合った上で、土地・家を買うことを判断してくださいね。
考えている土地、家の近所の噂、評判をチェック

これは可能であればという事ですが、特に今住んでいるところの近くで考えているあなたは、近所の評判をチェックできると思います。
買おうと考えている土地・家の近隣に変な人や問題ある人がいると困りますよね。また、その土地・家がいわく付きであると何かあるのかと不安になってしまいます。
その噂や評判をチェックするには、近所のおばちゃんや知り合いに聞くのが一番良いです。
特に近所にいる物知りな方は色んな情報を持っていますので侮れないですよ。
悪い噂や評判がなければ、その土地・家を買った後も安心できますね。
分譲住宅を設計、建築した会社をチェック

土地であれば建築条件付き土地、または建売住宅を設計・建築した会社をチェックしましょう。
大手ハウスメーカーであれば基本的に問題ありませんが、名前も聞いた事がない小さな建築会社、工務店だとよく分からないのが現状です。
よくsuumoで土地や家を見ていると知らない工務店や建築会社が建てるという事を知る事があります。
この工務店や・建築会社は大丈夫なんだろうかという事が気になりますよね。その時は、
- HPのチェック
- モデルハウスのチェック
- ネット上の噂をチェック
上記3つをチェックしましょう。
HPのチェック
まずはその会社のHPをチェックします。HPを見れば、会社の考え方や規模がわかります。
特に
- 家を建てる・設計することへの思い、考え方
- 資本金・従業員数
- 設立から何年経っているか
家を建てる・設計することへの思い、考え方をチェックすることは重要です。あなたに取って、会社の考え方が共感できるのかという事を確認しましょう。
会社の考え方に共感できれば、その家はあなたに取って納得のできるものとなってきます。どのような思いで家を設計・建築をするのかという事が家を建てるときの根幹となってくるとワンワンは考えています。
ただし、文章だけは立派で行動や姿勢がなっていない会社もありますので、
- 実際に会社の人に会って話す
- モデルハウスを見る
をする事で分かってきます。
また会社の資本金、従業員数、設立から何年経っているかをチェックする事で、考えている会社がこれからも長く続いていくのかという点をチェックしていきます。
これからの住宅業界は厳しい状況になってきます。その中で長く続く会社であれば、アフターサービスを受け続ける事が可能となってきます。
家を建てたら終わりではなく、その建てた後もお付き合いができる会社を選ぶことが大切です。
モデルハウスのチェック
次にモデルハウスを見にいきましょう。もちろん現場見学会でチェックするのも大事です。
これも「百聞は一見しかず」で、このデザインはあなたに取って合うかどうかを肌で感じる事ができます。
そして工務店や建築会社の人と話しながら家のデザインについて聞くことは大切ですよ。なぜならそこに思いや考えがしっかりとあれば、説明もより力が入ったものになってきます。
そういう会社で家を作ってもらう事は良い家を建てる条件なのではとワンワンは思っています。
ただし、人によっては合う・合わないがありますので、あなたにとってデザイン・考え方が合う会社を見つけることが大切です。
ネット上の噂をチェック
そして最後にネット上の噂をチェックしましょう。
今の世の中、ネットで色んな建築会社・工務店の評判を調べる事が可能です。もちろん良いことも悪いことも書かれています。
良いことも悪いことも書かれていることは問題ありません。普通に考えれば悪いことも出てくることはありますしね。
ただ一番気をつけたいことは、ほとんど悪い噂ばかりで実際に不良点を写真に挙げたりされている会社は辞めた方が良いです。
これはワンワンの経験上の話です。
ある建築条件付き土地を考えていた時に、地元の小さな建築会社である事がわかりました。そこの評判をネットでチェックするとあまりにひどい評判ばかりでした。
それはネットの噂だけではなく、実際の建物を見てもそれは合ってるなあと感じました。建築士だから分かるものもありますが、建築の知識がなくても分かる事があります。
実際に家族でモデルハウスを見に行った時に、ワンワンの嫁(建築士ではありません。)もやはりあの家はあんまり良くなかったと言ってました。
おそらく悪い評判通りの建築会社かなと分かったので、その土地を候補に入れるのは辞めました。
小さい会社だからダメだという事ではありません。小さな会社でもしっかりとした考えを持って経営しているところもあります。
家は長く住むものなので、しっかりと建ててくれる会社を選ぶことは住むところと同じくらい大切なことになります。
「一級建築士が教える分譲住宅を買うときの注意点」まとめ
買う土地、家の周囲を歩いて雰囲気をチェック
「百聞は一見にしかず」
歩いて自分の目で色々見るて、この街の雰囲気が合うかどうかの判断しましょう。
地域のハザードマップをチェック
候補となる土地・家に住むということはどのようなリスクを持つのかを確認する事が大切です。
考えている土地、家の近所の噂、評判をチェック
近所に変な人はいないか、いわく付き物件でないか確認しましょう。
分譲住宅を設計、建築した会社をチェック
- HPのチェック
- モデルハウスのチェック
- ネット上の噂をチェック
この3点をチェックして、問題のある建築会社かどうかを確認しましょう。