こんにちは、ワンワンです。
建築士の年収って気になりますよね。お金を持ってそうなイメージを持っている人もいるかもしれません。
もしかしたら、1級建築士を持っていたらもう安泰やと考えていると考えていますか。
ワンワンはこの建築業界で働いていますが、本当に年収の幅が広いなあと感じます。今回は資格と年収について解説していきます。
この記事では、
- 建築士の年収
について建築業界で働いているワンワンが解説していきます。
この記事の目次
建築士の平均年収
建築士の平均年収を調べてみたところ、色んな額の年収があります。下表は一級建築士の平均年収となります。
10人〜99人規模の会社 | 584万円 |
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100人〜999人規模の会社 | 696万円 |
1000人以上規模の会社 | 1011.7万円 |
出典:賃金構造基本統計調査 2018年
計算方法:きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与
全体の平均年収が約467万円(出典:国税庁の平均年収)となっているので、1級建築士であれば、全体の平均年収より上となります。
2級建築士の年収は1級建築士の年収より下がります。こちらはどのくらいかは根拠まで調べられなかったです。
ネットではどうも約300万〜約400万くらいぐらいみたいです。
平均年収を見たら、会社の規模によって異なってくることはわかります。そして1級建築士の方が年収が高いですね。
ここから会社の規模等によって大きく年収が分かれていく事を解説していきます。
小規模の設計事務所(個人の設計事務所〜20人程度)
この規模の設計事務所の年収は平均年収467万円に届かない所が多いです。
特にアトリエ系設計事務所(いわゆるデザインを特化した設計事務所)は一般的な大卒の新卒給料はもらえない事が多いです。
額面でも月20万円はきるかと。すごいところは月10万円くらいと聞いた事があるようなないような。。。。
あとは社会保険等も怪しいかと。特に法人になっていない設計事務所で勤める場合は厚生年金はありませんのでご注意を。
アトリエ系設計事務所は独立志向が高い人が多いので、ある程度実務を得たら独立するので我慢はできるのかなと思います。
ワンワンの友達もアトリエ系っぽい設計事務所に勤めていますが、あまり給料は良くないようです。しかし、やりたい事、身に付けたいスキルを仕事としてやれているので満足はしているようです。
アトリエ系ではない設計事務所だともう少し良い給料となりますが、基本的には給料は多くないかと思います。
意匠系の設計事務所だと上記のような形が多いですが、構造設計事務所や設備設計事務所だと少し違ってくると思います。
これはワンワンの例ですが、10名程度の構造設計事務所に勤めていた時の年収は平均年収467万円を超えていました。
案外、意匠設計事務所より構造設計事務所や設備設計事務所の方が給料が良いかもしれません。
中規模の設計事務所(100〜300名程度)
この規模くらいになると組織設計事務所と言われる設計事務所になります。
有名な所の設計事務所でいえば、松田平田設計、佐藤総合設計あたりでしょうか。このクラスの設計事務所になれば、社会保険や給料についてはしっかりとしています。
このクラスで平均年収は500万〜600万程度だと推測します。役員になれば、1000万円は超えるかと予想します。
長くしっかりと働けますし、年収も年相応に上がっていきそうです。残業時間の方も規制が厳しくなったので、この点についても残業時間が守られるようにはなっているのではないでしょうか。
大規模の設計事務所(500名以上) 中規模のゼネコン(売上1000億円程度)
大規模な設計事務所としては、有名な日建設計、日本設計、設計だけではなくインフラ系もやっているNTTファシリティーズがありますね。
中規模のゼネコンだと銭高組、浅沼組などのゼネコンとなります。
このくらいの規模になると平均700万円くらいには到達します。部長クラスであれば年収1000万円超えも見えてくるのではないかと予想します。
日建設計となれば世界中の仕事を関わる事が可能ですし、有名な建物の設計にも関われる可能性があります。
仕事もやりがい有り、そして給料もそれなりに貰える所を狙っている人には最適な会社の規模ではないかと思います。
準大手ゼネコン、大手ゼネコン(売上5000億円以上)、大手ハウスメーカー
準大手ゼネコンであれば、戸田建設、フジタなどですね。大手ゼネコンは有名な大林組、清水建設などです。
大手ハウスメーカーとなると積水ハウス、大和ハウスとなります。
このクラスになると平均年収が800万〜900万となりますね。これは課長クラスになると年収1000万円超えは見えてきます。
仕事は激務と聞きますが、平均年収の高さと会社としての安定性は魅力ですよね。またこの規模の会社だと福利厚生も充実しています。
これは就職できれば一生安泰かもしれませんね。ただし、転勤はあることは覚悟しなければいけません。
国内、外資の不動産投資会社
実は大手ゼネコンより平均年収が高い会社があります。それが不動産投資会社です。
この辺りの会社の平均年収はわからないですが、外資系の不動産投資会社であれば年収数千万円をもらっていると聞いた事があります。
夢がありますよね。ただし、不動産投資会社の場合は基本的に中途採用しかないので、新卒には難しいかと思います。
ただ投資会社はいつ傾くかわかりませんので、会社としての安定性は大手ゼネコンよりは低いです。
それに外資系の場合はいつ首になるかわかりませんしね。
独立・起業
やはり最後は独立・起業ですね。
これは年収数百万円〜年収数億まで幅広くなります。簡単に言えば成功すれば、年収は億までいくでしょうし、失敗すれば0になります。
リスクは大きいですが得れるものも大きいので、ハイリスクハイリターンですね。
ここまで大きく書きましたが、基本的に設計事務所の独立となると多くの人は年収1000万円以下となっていると思います。
夢はあるものの難易度は高いです。
「建築士の年収は?」まとめ
全国の平均年収467万円に対して1級建築士の平均年収は584万円以上はあるので、平均年収より上である。
会社の規模が大きくなるにつれて平均年収、福利厚生、会社の安定度もアップします。
外資系の不動産投資会社は年収が1000万円超えることもありますが、いつ首になるかわからないリスクがあります。
一番年収が高くなる可能性が高いのは、独立・起業です。ただし、ハイリスクハイリターン。